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裏切りの影踏み32

七郎のことが発端となり、浴びるように飲むようになった酒のせいで、
鹿男は、アルコール中毒になりました。

酒が切れると手が震えました。

肝臓がん発覚から半年で死にました。

その数年後、充分に余生を楽しむことなく、
鹿美はすい臓がんであっと言う間に逝ってしまいました。
最後の最後まで相続でもめ、安らかな死とは言えません。

「父と母の人生とは一体何だったのだろう。」
「借金に追われて、頑張って頑張って、何の報いもなく死んでしまった。」
「せめて、私に何か出来たのではないだろうか。」

鹿子は深く考えて沈んで行きました。
その結果、うつに。

この話に救いはありません。
人生とは理不尽で容赦ないのです。

人を裏切っても心痛めることなく、楽しく生きる人間。

人を信じて裏切られて、這いつくばる人間。

人は皆言うでしょう。
「信じたお前が馬鹿なのだ。」

その通りです。

それでも。
私は今、父と母を誇りに思っています。

馬鹿だけど、本当に大馬鹿だけど、返したんだ、と。

逃げることもできたのに、返したのです。
歯を食いしばって、命を縮めてまで返したのです。

誰かに後ろ指差されることは何もありません。

私が、家や山に執着する理由は、
父と母が、このような思いをしてまで手放さなかったからです。

節約し、贅沢をしない癖は、
こんな人生だったからです。

人に付け込まれ、利用されるのは、父の性格を受け継いでいます。
明るく我慢強い性格は、母から。

私の中に二人が生きているのです。

今は病んでしまっているけれど、
必ず元気になって、幸せだと言える人生を生きたいと思っています。

影は消せません。
いつも、私の側に寄り添っています。
それでも、頑張ります。

(*・ω・)b
読んで下さり、ありがとうございました。
また、普通のブログを続けますので、引き続きよろしくお願いします。

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