裏切りの影踏み17
- 2019/12/25
- 22:22
クリスマスのチキンなど。
誕生日のケーキなど。
そんなものは何一つありませんでした。
「今日、クリスマスだって!」
「何がクリスマスよ!あんたキリスト教徒なんかね?」
「誕生日だよ、おめでとうくらい言ってよ!」
「生きてれば歳とるのよ!」
ブランコを漕ぐ私を優しく見つめた母はどこへ行ってしまったのだろうか。
長い年月の苦労が母を変えてしまいました。
お金、お金、お金。
親戚は、愚かな父を嘲り、誰も手を差し伸べてはくれませんでした。
私たちが重ねる苦渋を誰か一人、労る人さえも。
それどころか、何かにつけて鹿男宅に集まり、
ホテル代わり、居酒屋代わり。
本家なんだから。
都合よく使われました。
親戚が集まると「またお金が無くなる、、、」
鹿子もいつしかお金のことばかりを考える中学生となっていました。
田舎町、田んぼの中の一軒家。
寒さに震えながら、布団の中でただただ本を読む毎日でした。
続きはまた明日。
(*・ω・)b
まさこさん
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そんなものは何一つありませんでした。
「今日、クリスマスだって!」
「何がクリスマスよ!あんたキリスト教徒なんかね?」
「誕生日だよ、おめでとうくらい言ってよ!」
「生きてれば歳とるのよ!」
ブランコを漕ぐ私を優しく見つめた母はどこへ行ってしまったのだろうか。
長い年月の苦労が母を変えてしまいました。
お金、お金、お金。
親戚は、愚かな父を嘲り、誰も手を差し伸べてはくれませんでした。
私たちが重ねる苦渋を誰か一人、労る人さえも。
それどころか、何かにつけて鹿男宅に集まり、
ホテル代わり、居酒屋代わり。
本家なんだから。
都合よく使われました。
親戚が集まると「またお金が無くなる、、、」
鹿子もいつしかお金のことばかりを考える中学生となっていました。
田舎町、田んぼの中の一軒家。
寒さに震えながら、布団の中でただただ本を読む毎日でした。
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