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裏切りの影踏み12

毎月決まった日に、キヨシ叔父さんの店の戸を叩きました。

「叔父さん、今月分。」
「はい。確かに。」

叔父さんは、さも当然のように受け取りました。

「その封筒を奪って走り出したい。」
鹿子は、何度もそう思いました。

「そのお金があったら、母さんはこんなに働かなくていいのに。」

キヨシ叔父さんは、鹿美や鹿子がどんなにボロを着ていても、
決して返済を待ってはくれませんでした。

厳しい横顔が胸を離れません。

鹿子の制服はいつも、寸足らず。
靴下や上履きを買うお金はなく、真冬も裸足。
友達には『裸足運動に参加してる』と嘘をつきました。
年中風邪引きのくせに。

冷たい手指と足先は、いつも霜焼けだらけでした。

続きはまた明日。

おやすみなさい。

(*・ω・)b
まさこさん

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プロフィール

鹿子

Author:鹿子
母の闘病を綴ります。すい臓がんステージ4b。糖尿病併発。ジェムザール単剤での治療選択。

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