裏切りの影踏み6
- 2019/12/14
- 22:22
あぁ、鹿子。
どうして、そんなに体が弱いの。
また風邪を引いてしまって、、、
「鹿男さん、厄年の厄払いに行ってね。家も建てたし、鹿子は体が弱いんだから。お願いよ。」
「厄払いぃ?そんなもん要るか!くだらん。」
鹿美には、無理強いする力はありませんでした。
鹿子が一才を超えた冬。
鹿子は風邪をこじらせ、入院してしまいました。
「先生。治りますでしょうか。」
「うーん、、、厳しいですね。ひどい肺炎です。今夜が山でしょう。覚悟しておいて下さい。」
鹿美は、泣きながら鹿男をなじりました。
「あんたが厄払いに行かないからよ!鹿子が死んだら私、生きてゆけない!」
鹿男は、青い顔で病院から駆け出し、八幡宮へとバイクを走らせました。
「厄年の厄払いして下さい!」
おなごは要らん、と言った鹿男でしたが、
ヨチヨチと自分を追う鹿子を失うことなど、
今は考えられないことでした。
一睡もせずに明けた、翌朝。
鹿子は、無事に峠を越えることができました。
続きはまた明日。
おやすみなさい。
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どうして、そんなに体が弱いの。
また風邪を引いてしまって、、、
「鹿男さん、厄年の厄払いに行ってね。家も建てたし、鹿子は体が弱いんだから。お願いよ。」
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鹿美には、無理強いする力はありませんでした。
鹿子が一才を超えた冬。
鹿子は風邪をこじらせ、入院してしまいました。
「先生。治りますでしょうか。」
「うーん、、、厳しいですね。ひどい肺炎です。今夜が山でしょう。覚悟しておいて下さい。」
鹿美は、泣きながら鹿男をなじりました。
「あんたが厄払いに行かないからよ!鹿子が死んだら私、生きてゆけない!」
鹿男は、青い顔で病院から駆け出し、八幡宮へとバイクを走らせました。
「厄年の厄払いして下さい!」
おなごは要らん、と言った鹿男でしたが、
ヨチヨチと自分を追う鹿子を失うことなど、
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