残像
- 2019/06/17
- 22:22
散歩。
田んぼの中道に、懐かしい音が響いて、振り向くとカブがゆっくりと走って来ました。
おばちゃんの乗っているカブは白。
母と同じ色でした。
遠ざかるバイクを見送りながら、
「あぁ、あれが母だったなら、今すぐ駆け出すのに。」
思っても仕方ないと分かっていても、小さくなるテールランプから目が離せませんでした。
主を失った母のカブは、庭の軒下に置いたままです。
邪魔だと思いつつ、どうしても処分できません。
「山に家を建てたらイノシンの罠の側にでも置こうかしら。」
しょうもないことばかり思います。
まぶたを閉じれば、すぐに浮かぶ、赤いヘルメットと白いカブ。
「まるで日の丸ね。」
「もう!バカにして!!」
山道は狭いから、私がカブの運転を覚えようかな。
それがいいかもしれない。
物に意味はなく、心にある思い出こそが大切なのだと分かってはいるのてすが、、、
寂しいのです。
母にはもう会えないけれど、せめて母を感じられる物、それを失うことが、寂しくて仕方ないのです。
だから、しばらくはこのまま。
心のままに。
夕飯
ハンバーグ(レンチン)
ハッシュポテト(レンチン)
キャベツとトウモロコシと玉子のスープ(自作)
漬け物
おやすみなさい。
(*・ω・)b
まさこさん
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おばちゃんの乗っているカブは白。
母と同じ色でした。
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「あぁ、あれが母だったなら、今すぐ駆け出すのに。」
思っても仕方ないと分かっていても、小さくなるテールランプから目が離せませんでした。
主を失った母のカブは、庭の軒下に置いたままです。
邪魔だと思いつつ、どうしても処分できません。
「山に家を建てたらイノシンの罠の側にでも置こうかしら。」
しょうもないことばかり思います。
まぶたを閉じれば、すぐに浮かぶ、赤いヘルメットと白いカブ。
「まるで日の丸ね。」
「もう!バカにして!!」
山道は狭いから、私がカブの運転を覚えようかな。
それがいいかもしれない。
物に意味はなく、心にある思い出こそが大切なのだと分かってはいるのてすが、、、
寂しいのです。
母にはもう会えないけれど、せめて母を感じられる物、それを失うことが、寂しくて仕方ないのです。
だから、しばらくはこのまま。
心のままに。
夕飯
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