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事実

仕事でした。

帰り道、山奥の細い道を女の子がお母さんの手を握って歩いていました。
あの女の子はお母さんが大好き。
お母さんも女の子が大好き。

「代わりはいないのだ。」と思いました。

幼き時から握ったその手は、大人になっても年老いてもただ1つ。

血が繋がっていてもいなくても、寒空の下感じた体温を忘れることはありません。

母のいない母は、死んだ母親ではなく、
育ててくれた祖母をいつまでも恋しく慕いました。

「会いたい。」と何度も言いました。

母を女中のようにこき使う継母と手を繋ぎ歩くことなど、
1度もなかったのでしょう。

代わりはない。
その手はただ1つ。

私にとっても母さんだけ。
誰かが私の手を優しく握ってくれたとしても、
母よりも料理が上手で、キレイで、素敵な人だとしても。

もう2度と「母さん」と呼べる人を得ることはできません。

「死んでしまったんだなぁ、、、」

世界でただ1つの温かい手。

女の子がお母さんを見上げて話しかけました。
幸せな瞬間。

私も毎日、母と語らいました。
当たり前で、うんざりするほど繰り返されたことだったけど、
本当に幸せだったんだな。

最後にもう一度、荼毘に付すその前に、
もう一度だけあの手を握れば良かった、とそんなことを思いました。

日が少し長くなりました。
散歩が暗闇の中ではなくなったので助かります。

夕飯
中華丼(賞味期限切れのフリーズドライ)
エビのワンタンスープ

おやすみなさい。

(*・ω・)b
まさこさん

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