寝るのが仕事

寒い朝でした。

モモは出掛ける私を見送ることもなく、布団の中に入ったままでした。

「ババがいたらホットカーペットと石油ストーブがあるのにね。ゴメンね。」

真っ暗な庭へ出て、車のエンジンをかけたらフロントガラスが凍結。
毛布をかけておこうと思っていたのに忘れました。

「ババー！お湯ちょーだい。」
風呂場の窓から庭にいる私に、湯気の立つ洗面器を渡してくれました。
「ありがとう。」
「気を付けなさいよ。」
「はーい。」

思い出が勝手に脳内再生される中、台所へ戻って自分でお湯を汲みました。

「１人だって平気。何だってできるもの。」

なのに、少し涙がにじむのはなんでかな。

峠を越えて、海に抜けたら朝日が昇ってくるはず。

けれど、今日は曇天。
朝日はなく、海は灰色でした。

「こんな日もある。ハフタリブ。」

この１年、自分で自分を励ますのが上手になったような気がします。
これが「慣れる」ということなのでしょう。
どんどん慣れて、母のことを笑って話せる日が早く来てほしいです。

帰宅したら、モモはやっぱり布団の中。
トイレシートが汚れていなかったので、
たぶん、布団から出ることなく１日布団にくるまっていたのだと思います。

「頑張ったねー！お散歩行こうね！」

真っ暗な田んぼの小道を一生懸命歩くモモ。
「私もモモも１日頑張ったね。」

夕飯
お好み焼き(レンチン)
豚汁(昨日作りすぎました。後３日は食べると思う(+_+)

おやすみなさい。

(*･ω･)b
川西姫さん、ゆきんこさん、まさこさん

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