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Proof

仕事帰りに郵便局に寄って、ガソリンを入れて帰宅しました。

すぐに散歩へ。

いつもより20分ほど遅くなっただけなのに、既に真っ暗。
月の明かりが真上から降り注ぎ、モモの黄色い洋服を照らしました。

暗い田んぼ道と月明かりが、去年の冬を思い出させます。

「あぁ、1年経ったんだ。」

泣きながら暗い小道を歩き「母さん、母さん。」と呟いていた1年前。
張り裂けそうな胸の痛みをどうすることもできず、
モモを見つめ、うなだれる私は「このまま消えてしまいたい。」と毎日思いました。

あれから1年。
今日は泣かずに散歩を終えることができました。

哀しみは何も変わっていないけれど、やはり時が経ったんだ、と思います。
泣きながら積み上げた日々は無駄ではなかった、ということですね。

でも、涙は減っても、それでもなお母を恋しく思う気持ち。

この痛みが、自分を産み、愛し、愛された人を永遠に失ったことの確かな印なんだ、と私に何度も突き付けます。

暗いとモモの歩みが遅くなるから、モモが止まる度に私は月を見上げ、
その度に「母さん。」と思いました。
涙はなかったのだから、それで良しとします。

来年の11月は、笑顔で月を見つめられますように。

また1年、積み上げて行きます。

おやすみなさい。

(*・ω・)b
ゆきんこさん、まさこさん

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