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365歩

今日は命日。
1年前の今日、母は死にました。

まだ太陽が上がる前、薄暗い病室で母を看取ったあの日のことは一生忘れないでしょう。

9年経った、父の最期の時も忘れることはできません。
二人がこの手から離れたあの瞬間は私が死ぬまで、この胸に残るものです。

父も母も精一杯生きて生きて生き抜きました。

仕事。
今日は働く人数が多いので、暇だったらイヤだな、と思いながら会社へ行きました。

時間があると余計なことをあれこれと考えてしまいそうで。

予想に反してめちゃくちゃ忙しく「もしかして今日終わらないかも、、、」と久々に危機感を覚えました。

意地悪子と鬼以外の全員に「ごめん!時間余ったらでいいからお手伝いお願いします!」

何とか定時までに仕事を仕上げてエレベーターで1階へ。
ユミちゃんが付いて来ました。

「ありがとねー。終わらないかと思ったよ^^;焦ったぁ!」
「大変だったねー^^」
「、、、、、」
突然涙が溢れだし、拭っても拭っても止まらなくなりました。

「どうしたの?意地悪子にイヤなことされた?何か言われた?」
「違うの。分かんない。仕事関係ない、、、あのね、今日、命日なんだ。」
「あっ、もう1年、、、」
「暇だったらイヤだなって思いながら来たんだけど、忙しくて、みんなに手伝ってもらって何とか終わって、ホッとした。1日終えられたなって。
でも分かんない。違うかもしれない。言葉にはできない。ごめん。」

その後、他の同僚と笑いながら話していたのにやっぱり涙が。
「え?え?鹿子さん?」
「ごめんね。仕事のことじゃないから。」

忙しさのせいで、仕事中は母のことは考えませんでした。
でも、気付かない無意識のところで母のことを思っていたのかもしれません。

定時の17時まで何とか耐えてほしかったのですが、私のゆるゆる涙腺は敢えなく崩壊。
やっぱり休むべきでした。

帰宅して散歩へ。
行き交う車のヘッドライトを眺めていたら、また涙。
「母さん。母さん。会えないね。いくら頑張っても会えないんだね。」

声を出して泣きました。
暗い夜道、帰りを急ぐたくさんの車の音が、しゃくり上げる声を全て消してくれました。

1年経ったから悲しみは消えて、明日からは前だけ見て進むのみ!
そんな風に気持ちが自動的に変わるのであれば、
今日という日がこんなに辛くないだろうに。

ちょうど1年だからって昨日も今日も明日も何も変わりはしません。
それなのに、どうして今日は涙がたくさん出るのかな。

神前にモモと一緒に。
「母さん。1年。疲れたよ。とりあえず健康だから安心して。」

母の文字をなぞりながら歌いました。
『ずっと見てる夢は私がもう一人いてやりたいこと好きなように自由にできる夢』

母の横に千代の写真。
「ごめんね。」

本当は3人で今日を過ごしたかったのに。
母さん、ごめん。
千代は守れなかった。
許してね。
また明日から頑張るよ。

おやすみなさい。

(*・ω・)b
mori hiroさん、H.Aさん

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プロフィール

鹿子

Author:鹿子
母の闘病を綴ります。すい臓がんステージ4b。糖尿病併発。ジェムザール単剤での治療選択。

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