再会の切符を

雨上がりの田んぼ道をモモと散歩。
12時間の留守番から解放されて、モモは跳ねるように歩きます。

田んぼの苗は一雨ごとに伸びて、30センチくらいまで成長しました。

「空気が気持ちいいねー。」
「二人でお散歩楽しいねー。」

あぜの雑草をモモが嗅ぎます。
雨粒が葉っぱの上でまん丸ぷっくり、たくさん。
モモの鼻が葉っぱに触れて幾つも落ちました。

生きてるなぁ、私。

ぐずぐず言いながら、でも季節の中で生きてる。

母さん。
会いたいな。
もう一度。

今じゃなくていい。
ずっと先でいい。
私が死ぬ間際でいいから会えたら。

絶対会えるって神様が約束してくれたらいいのに。

大切な人を亡くした世界中の人たちがみんな、
死んじゃった人に、一生に一回だけ会えるって切符持ってて、
それをポッケに入れて生きる。

そしたら、巡る季節も過ぎ行く時間も思い出も全部全部、今がもっと輝くと思うんだ。
ねぇモモ、そう思わない？

田んぼ道を抜けてアスファルトに出るとモモは足を止めます。
「歩いてよー。車が来るよ。」
抱くと癖になるので、この角で立ち尽くすモモと毎日根比べです。

年を取って目や耳が衰えてきたので少し怖いのだと思います。
何度も声を掛けて励まして家まで帰ります。

モモも頑張って今を生きています。

おやすみなさい

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(^o^)v
ゆきんこさん　お互い人生予定通りにいきませんね(^^;砂壁部屋もカーテンも満足していますがどこか虚しさがつきまといます。張りがないってことかな。
まさこさん　私も姉と親しみを持つようになったのは大人になってからです。そうですね、先祖から続く時間の土台があってこそなのかもしれません。感謝しないとです(^^)
H.Aさん　完成はしたのですが、荷物を下ろす時間が取れなくて引っ越しできていません(*_*)例の壁紙だけでもアップできたらいいのですが、、、いつになるやら(^^;