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ここにあるフワフワのとこ

職場の休憩室で。
ある人が家を建て替えるそうで、片付けが大変、という話になりました。

「鹿子さんは、今、バンバン片付くんじゃない?」
「、、、生きてれば捨てろ捨てろって言うんですけどね。死んでしまうとなかなかね。これはあぁだったとか、色々思うから。」
「、、、、、」
言った彼女も、たぶん「しまった!」って思ったと思うんです。

「ま、家広いですから!1人なんで。家一軒物置の覚悟ですよ(笑)」

涙はグッとこらえてセーフ。
(笑)も付け加えることができました。

心の柔らかい部分に触れられるとダメです。
知らんぷりされてるのが一番助かります。

帰って、散歩帰りにガススタへモモと。
何事もなく終わってセーフ。
明日、名義変更に行くそうです。

スーパーへ買い出し。
いつもいつも値引き品ばかり買ってます。
合格祝パーティーのために節約節約の毎日です。

母はたまに「これ買いなさいよ。お金だしてあげるから。」
と高級なジュースや刺身などを勧めてきました。
「高いからいい。」
「たまにはいいじゃない。」
「貧乏が身に付いてるからさ。」
「、、、スミマセン。」

小さいときは、毎日内職の手伝いをしていました。
お菓子の箱を組み立てたり、シール貼ったり、そんな生活でした。
戦後まもなくじゃないですよ(笑)

欲しいものをねだったことも、小遣いをもらったこともありません。
お祭りの時にだけもらえる500円が、めちゃくちゃ嬉しかったです。

母が何一つ贅沢をしなかったから、私達も我慢できたのだと思います。
母は、私達が寝た後に、セーターを編む内職をしていました。
手編みのセーターは高く売れたのです。
母が私のために編んでくれたものは、きっと一生捨てられないでしょう。
私を燃やす時にはこれを着せてくれ、と書き置いておこうと思います。

あの、菓子の箱に押し潰されそうだった貧乏な日々。
でも、みんながいた日々。
懐かしいね、母さん。

おやすみなさい

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(^o^)v
つかさんさん そんなことは全くないですが、今はがむしゃらなんでしょうね、たぶん。読んでくれてありがとうございます(*^^*)
まさこさん 書くことで心の整理が出来つつあるのかな、と。読んでくれている人がいるからこそ、です。ありがとうございます(^-^)
H.Aさん 心配してくれる人がいることはありがたいことです。今日も食べました。戸締りしました(^^)
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