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高い御守りを買った話

10年くらい前、母が100万円をくれました。
私名義で長年母が積み立てて満期になったお金でした。

「鹿子名義だから、もうそのまま鹿子の口座に入れていいから。」
「いらないよ。ババが積み立ててきたんだから、ババの口座に入れればいいよ。」
「使う予定ないし。どうせ一旦は鹿子の口座に入れなきゃいけないから、もうそのままでいい。」
「じゃ、一応もらうけど、必要になったらいつでも言って。」

自分のお金ではない、という意識があって、数年間口座に入れっぱなしでした。

時折母が尋ねました。
「あの100万円どうなってる?」
「そのままあるよ。返そうか?」
「いや、いい。何に使うつもりか気になって。」
「そんなこと言われたら使えないよ。」

何度目かに尋ねられた時、ケンカになりました。
「もう、しつこい!返すって言ってるじゃん!使えないお金押し付けられて迷惑。」
「せっかくあげたのに!」
「あげたあげたって恩着せがましい。」
「貯めるのどれだけ大変だったと思ってるのよ!」
「だから返すってば!」

母は「ありがとう。」と言って欲しかったのだと思います。
でも、私はその言葉が素直に言えなくて「返す!」と可愛くないことを言いました。

2度とこんな小競り合いをしたくなくて、入院保険に入り、少しお金を足して一括で支払いました。

「見て。保険入ったから。これならお互い納得の使い方でしょ。」
「あら、いいじゃない。」
「でしょ。一括で払ったから少し安くなった。ありがとね。」

やっと、ありがとう、が言えました。

100万円。
私、特別な理由なしには誰にもあげられないです。
子供いないから、100万円あげられる感覚が分かりません。

すごいな。
母親ってすごいです。

貧乏時代に貯めたお金です。
ありがとう、くらい聞きたいですよね。

その保険は母が私にくれた御守り。
満期になるまであと5年。
その時にはそのお金でもう一度保険に入るつもりです。
それを繰り返せば、死ぬまで母に守られている気持ちになれるんじゃないかなって思ってます。

モモがやっとご飯を食べてくれました。

おやすみなさい

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(^o^)v
楽しみにしているブログが突然更新やめたらって想像すると恐怖すら感じるので(笑)気持ち分かります。
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