夕飯の風景

夕飯は、昨日仕込んでおいた鶏のコーラ煮。
母の作る料理で、私が一番くらいに好きだったものです。
自分で作ってみました。

コーラと醤油に骨付き肉を入れて煮込むだけなので簡単です。
母と同じ味でした。

何作っても、ほとんど母と同じ味に出来上がります。
何でかな？って考えてみたら、調味料だなって気付きました。

母が残したものをそのまま使っているので、同じ味になるんですよね。
いつも見ていたので、手順が同じ、ということもあります。

夕飯だけは作ってもらっていましたが、朝御飯、昼の弁当、ゴミ出し、洗濯、掃除、元々自分のことは自分でしていたので生活そのもので困ることはあまりありません。

夕飯作りも思ったほど辛くないので、毎日弁当買って食べる、なんてことにはなっていないので母も安心していると思います。

誰にも気を使わず好きなものを好きな時に食べて、自由にもなりました。
今までは、あまり口に合わないものでも「美味しい」って言っていたし、決まった時間に食べないと母が文句を言うから、食べたくない時でも無理して食べていました。

夢の一人暮らしを手に入れたのに、なんで夕飯の度に泣いてしまうのか、嫌になります。

今日は母のお気に入りのお皿で食べよう、と食器棚を開けては泣き、
同じ味だぁと食べては泣き、
ごちそうさま、と言っては返事がないことに落胆して泣きます。

疲れているから、ささいなことでも心が苦しくなるのかな。
でも誰にも迷惑かけてないからもう別にいいやって、１人の時は泣きたいだけ泣くことにしてます。

母親と愛犬を失って私はとても悲しいんだ。
だから泣くんだ。
って自分に言い聞かせています。
大切なものを二つも失ったんだから、泣くのはおかしくない。

早く立ち直りたいって気持ちばかり焦るのですが、まず、自分を肯定することが第一歩かなって思っています。

読んでくれてありがとう。
おやすみなさい

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(^o^)v
やはり捨てられないものなんですね。とてもよく分かります。