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使用前使用後

私が、職場で「おはようございます。」と言う5分前まで泣いていることは誰も知りません。

会社の敷地は、かなり広く私の部署は門から相当の距離があるので、門を入ったら左に曲がって少し走った所にある駐車場に車を止めて、誰にも見られないように化粧を直します。

泣くのはここまで。
仕事に涙は邪魔なだけです。

口紅を塗ったら車を5分走らせて、今日の仕事の事を考えます。
無理矢理でもそうします。

着いたらインスタントコーヒーを紙コップに淹れて、寒いねーとか雑談をします。
打ち合わせをしながら、冗談を言って同僚を笑わせたり、気がかりな新人さんの話をしたり。
普通の働く人です。

誰かがその人の母親の話をしても、何気ない顔で聞くことができます。
「昨日、母親とご飯食べに行ったんだー。」
「美味しかった?どこ行ったの?」

とても苦しい。
冗談なんて言いたくないし、誰かの母親の話など聞く余裕はどこにもありません。
でも、平気なフリをするのです。
それが社会性、というものだから。
社会で生きてゆく、とはそういうことだから。

私だけではなく、みんな色々あっても職場では周りに気を使いながら働いているのだから。
外に出れば、社会人という仮面をかぶるのが約束事です。

1度やってしまいましたが、
母ちゃんよ!
こういうことは、周りを困惑させるだけです。

でも、復帰して数ヶ月、自分の気持ちにフタをして、立ち直ったフリで働いて、もううんざりしてきました。

帰りの車は、腕時計を外し、ベルトを外し、髪のクリップを外し、仕事のことは一切頭から追い出して「今日も終わった。泣かなかった。あぁ、もう嫌だ。耐えられない。母さん、苦しい。」

偽るから心が疲れるのです。
でも、むき出しにしたら、社会では生きていけないから、やっぱり偽るしかないのです。

生きていかなければならないから。
働いてお金を稼がなければ。

早く寝ます。
明日は休みです。

おやすみなさい

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(^o^)v
koroさん 私も読んでくれる方に励まされています。頑張りましょうね。ありがとうございます。
shirayuri29さん そういうこともあるのですか。辛いですね。頑張りましょうね。読んでくれてありがとうございます。
H.Aさん 今はここが私の居場所です。いつもありがとうございます。
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