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お金の行方

職場の10歳以上年上の同僚に言われました。
「1人なんだから、お金かからないでしょ。」
「そんなことないですよ。」
「でも、ローン何もないでしょ。」
「ないですよ。でも、車は2台持ちだし、家にお金かかりますしね。」

他人の懐具合を探る、下世話だな、と思いました。
彼女は独身で子供もいませんが、マンションと大きな車のローンをかかえています。

私は遠い町の実家から通い、車は古い軽自動車です。
ローンを組んでイイ物を手に入れることはできますが、自分の身の丈に合わないことはするつもりはありません。

「そりゃアナタは高い買い物したんだから、お金ないのは当たり前。」
と心の中で呟きました。

分かっています。彼女が本当に聞きたいのは相続したお金なのです。
会話の端々に感じます。
私が喪主をしたと聞いて、母の相続がどうなっているのかが気になって仕方ないのです。

「あぁ、持ってるさ。使えない、使うつもりのないお金が口座にあるよ。アナタよりはお金持ってるだろうよ。でも、その通帳を見る度に悲しくなる気持ちが分かる?」
言えたら気持ちいいでしょうね。

「お金は1円も遺さなくていいから。ババの好きなように使って。」
「孫たちに小遣いあげたいの。」
「好きなだけあげればいいよ。」

本当に母が好きなように使って欲しかったのです。
手術が終わったら、好きなもの食べて、贅沢して、旅行して、少しでも人生を楽しんでほしい、と思いました。
でも、この会話の数週間後に、母は亡くなってしまいました。
まともな食事を1度もできないまま。

通帳のお金がゼロになるまで楽しんで、もっと生きていてほしかった。
この気持ち、彼女には絶対に分からないでしょう。

適当に会話を流してトイレに立ちました。
こんな小さなことに心が傷つきます。
強くならないと、ですね。

おやすみなさい

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