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熱情と幻 1

仕事でした。

中途覚醒6回。

書くつもりはなかったのですが、
やはり、自分の気持ちを整理するために、
綴ることにします。

最後まで読んでもらえると嬉しいです。

高校3年生。

地域で、一番大きな小学校を卒業、
一番大きな中学校から、
一番大きな高校へ。

進学校。

赤い自転車に乗って、
田んぼを抜け、
踏み切りを越えて。

小、中から続く友人がたくさん。

退屈な授業。

中学校の時は、
賢い部類にいたのに、
高校では、ダメ。

夢は、編集の仕事をすること。

卒業したら、東京へ行くんだ、そう決めていました。

こんな田舎町。
早く抜け出して、都会に行って、本当の自分を見つけるんだ。

秋。

渡り廊下から、
斜めに、眩しいほどの夕陽が差し込む夕方。

私は、教壇に立ち、黒板を消していました。

後ろから強く感じる誰かの視線。

振り向くと、
大きな瞳が、私を真っ直ぐに見つめていました。

「あ、彼が河野くんか。何、見てんだろ。」

彼は、3年になった時からのクラスメイト。
隣町から、電車通学。
小学校も中学校も違うので、よく知らない人。
しかも、あまり登校しない彼は、
私にとって、存在を知っているだけの、ただのクラスメイト。

珍しく夕方まで学校にいるなんて。
たぶん、出席日数が足りないのだろう。

きらめく太陽、
教室の喧騒、
彼の大きな瞳。

何もかもが、この時から始まりました。

(*・ω・)
まさこさん

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