熱情と幻 1
- 2021/03/24
- 22:22
仕事でした。
中途覚醒6回。
書くつもりはなかったのですが、
やはり、自分の気持ちを整理するために、
綴ることにします。
最後まで読んでもらえると嬉しいです。
高校3年生。
地域で、一番大きな小学校を卒業、
一番大きな中学校から、
一番大きな高校へ。
進学校。
赤い自転車に乗って、
田んぼを抜け、
踏み切りを越えて。
小、中から続く友人がたくさん。
退屈な授業。
中学校の時は、
賢い部類にいたのに、
高校では、ダメ。
夢は、編集の仕事をすること。
卒業したら、東京へ行くんだ、そう決めていました。
こんな田舎町。
早く抜け出して、都会に行って、本当の自分を見つけるんだ。
秋。
渡り廊下から、
斜めに、眩しいほどの夕陽が差し込む夕方。
私は、教壇に立ち、黒板を消していました。
後ろから強く感じる誰かの視線。
振り向くと、
大きな瞳が、私を真っ直ぐに見つめていました。
「あ、彼が河野くんか。何、見てんだろ。」
彼は、3年になった時からのクラスメイト。
隣町から、電車通学。
小学校も中学校も違うので、よく知らない人。
しかも、あまり登校しない彼は、
私にとって、存在を知っているだけの、ただのクラスメイト。
珍しく夕方まで学校にいるなんて。
たぶん、出席日数が足りないのだろう。
きらめく太陽、
教室の喧騒、
彼の大きな瞳。
何もかもが、この時から始まりました。
(*・ω・)
まさこさん
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書くつもりはなかったのですが、
やはり、自分の気持ちを整理するために、
綴ることにします。
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高校3年生。
地域で、一番大きな小学校を卒業、
一番大きな中学校から、
一番大きな高校へ。
進学校。
赤い自転車に乗って、
田んぼを抜け、
踏み切りを越えて。
小、中から続く友人がたくさん。
退屈な授業。
中学校の時は、
賢い部類にいたのに、
高校では、ダメ。
夢は、編集の仕事をすること。
卒業したら、東京へ行くんだ、そう決めていました。
こんな田舎町。
早く抜け出して、都会に行って、本当の自分を見つけるんだ。
秋。
渡り廊下から、
斜めに、眩しいほどの夕陽が差し込む夕方。
私は、教壇に立ち、黒板を消していました。
後ろから強く感じる誰かの視線。
振り向くと、
大きな瞳が、私を真っ直ぐに見つめていました。
「あ、彼が河野くんか。何、見てんだろ。」
彼は、3年になった時からのクラスメイト。
隣町から、電車通学。
小学校も中学校も違うので、よく知らない人。
しかも、あまり登校しない彼は、
私にとって、存在を知っているだけの、ただのクラスメイト。
珍しく夕方まで学校にいるなんて。
たぶん、出席日数が足りないのだろう。
きらめく太陽、
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彼の大きな瞳。
何もかもが、この時から始まりました。
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