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冬の景色

休みでした。

中途覚醒1回。

7時半起床。

布団が気持ち良くて、モモと二人お寝坊さん。

何もしたくなくて、ダラダラした1日。

明日はクリスマスイブ。
サンタはやって来ない家でした。

だから、昔からクリスマスは嫌いです。

あぁ、早く過ぎないかな。

モモが昼寝から起きて、
「行こうよ。」と誘うので、15時半に散歩へ。

近所のお家、親戚が集まっている様子。

足早に通り過ぎました。

「あぁ、会いたいな。」

会いたい。
寂しさと悲しさを抱えて田んぼ道。

カラカラに乾いた、田の土。

側を流れる水の音。

「モモちゃん。鹿子ね、母さんに会いたいんだよ。」

うつむく私を励ますモモ。

歩を進める度に揺れる、モモの両の耳。

「モモは頑張ってるよねー。すごいよねー。」

「鹿子もね、頑張ってるんだけど、上手くいかないんだよ。」

薄茶色の雑草。
モモは、クンクンと匂いを嗅いで、楽しそうに角を左に。

行きたい所はどこもない。
食べたいものも。
何も欲しくない。

母さんがいなくなった、あの日から、
何もかもが意味を持たなくなってしまった。 

幼き日。
冷たい冬の夜、
1人用の煎餅布団に母さんと二人。

冷たい足先を母さんの太ももに突っ込んで。

帰らぬ日々。

父さんが死んで。
親が死ぬことを知った私は、
母さんが死ぬことも、覚悟していたつもりなのに。

なぜか、父さんより若い年で、
母さんが死ぬとは思っていなかった。
バカみたいに、母さんはもっと長生きすると思っていた。

モモよりも早く逝ってしまうなんて。

あぁ、もうどうすることも出来ないなんて。
どんなに後悔しても、もう母さんには会えない。

もう一度、角を左に曲がると、車がたくさん通る道。

ちゃんと白線の内を歩くモモ。

「賢いよね。賢い。」

最後の角を曲がったら、散歩は終わり。

坂の途中で首輪を外すと、モモは1人で庭へと下りて行きました。

山茶花は、もう終わり。
鮮やかなピンクの花弁がたくさん落ちていました。

「母さん、3度目の冬。早く春を連れて来てね。」

洗濯物を取り込んで、モモと砂壁部屋へ。

疲れたモモは、夕飯前に一眠り。

夕飯後、爪を切る私の側で、
ひたすら立ち続けるモモちゃん。
20分。

座ればいいのに。
かわいいなぁ。

今日も無事終了。

明日も休みです。
墓参りに行きたいな。 

では。

(*・ω・)b

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