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腹膜転移

午前中に、掃除、洗濯、金魚の水替え等をすませて、12時前に病院へ。
すでに手術着に着替えた母がいました。
雑談をしていたら看護士さんが「手術に呼ばれました。」と母を迎えに来ました。
ベッドの上で血圧を測って、ベッドに寝たまま手術室まで移動しました。

「大丈夫よ。目が覚めたら終わってるよ。そうしたら食べられるようになるよ。もう少しの我慢。」
私の言葉に母は、ただただ不安そうに私を見つめるだけでした。

12時30分に手術室へ。
私はデイルームでずっと調べものをしていました。途中で姪と電話で話しました。
16時30分。昼食を早くとったのでお腹がすいてきました。
そろそろ呼ばれるかな、と待ちましたが17時を過ぎても呼ばれないので売店に行ってサンドイッチとスープを購入。
食べ終わるかな、というくらいで看護士が呼びに来られ、手術室に移動。
横にある説明室で、執刀医から説明を受けました。

「予定していた手術を2つとも無事に終えました。
開腹した時の写真です。これが肝臓の転移巣。このようなものが他にも沢山ありました。
そして、腹膜転移がありました。これです。
この小さな白いツブツブが無数にあり、CTでもうつりにくいものです。
今後は腸閉塞が起こるでしょう。
腹水もあったので取り除きました。
状態があまり良くなかったので、合併症の可能性があります。
回復したら、抗がん剤を再開する、という話があったと思うのですが、それは無理かもしれません。」
「もう、家族としては覚悟をした方がいい段階なのでしょうか。」
「6月からですよね。ステージ4bの場合、発見から何もしない場合、4カ月から6カ月と言われています。
抗がん剤をしていますので、少しは抑えられているとして、数ヶ月延びますので、、、」
「分かりました。少しでも残りの時間を快適に過ごして欲しいので、、、」
「まさにそのための手術をしました。」
「胆管のバイパスができたということは、今後はその部分の心配はいらないのでしょうか。」
「いえ、いずれガンが侵襲するでしょうから、時間稼ぎをしたにすぎません。」
「分かりました。とりあえずは手術の回復に努めるしかない、ということですね。」
「そうですね。」

自分の心の中にちょっとだけあった楽観的な気持ちを全て粉々にされてしまいました。
医師の話を何度も反芻して、6月から数えて、、、
年内持たないかもしれない、という結論が頭の中で出てしまって愕然としました。

17時30分、回復室で母と面会しました。
「どう?終わったよ。手術成功したって。胆管の手術もできたって。良かったね!後は回復するだけだね。」
笑顔で明るく言っているのですが、涙がポロポロ流れてしまいました。
「何時くらいなの?」
「17時30分。12時30分に手術室に入ったから、長かったね。」
「そんなに長い間待たせて悪かったね。」
「大丈夫よ。普段できないことやれたから。」
「あぁ、傷が痛い。」
看護士さんが痛み止めを点滴に入れてくれました。

「明日から歩くんでしょ?頑張って。また明日来るから。」
「来なくていいよ。大変なんだから。」
「明日は休みとれたから。」
「早く帰って。犬が待ってる。」
「うん、早く良くなって犬の散歩頼むよ!」

痛み止めが効いてきたのでしょう、眠りに落ちそうでした。
「じゃ、帰るからね!また明日ね。」

看護士さんに挨拶をしにナースステーションへ。
「大丈夫ですか?相談される方はいらっしゃいますか?一人で抱えこむのは良くないですよ。」
と優しい言葉をかけていただきました。
「大丈夫です。姉がいますので。」
と答えると安心されたようでした。

帰ったらすでに暗くなっていて、急いで犬の散歩をすませました。

腹膜転移、腹水はショックでしたが、胆管の手術ができたこと、ちゃんと目覚めたこと、ありがたいことです。
合併症なく回復し、母の好きなものが食べられることを当面の目標にしたいと思います。

おやすみなさい。

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