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記事一覧

父の葬式3

要は、この家に着いたら、何も考えず、何も面倒なことはせずに通夜と葬儀を終えたいのです。出来るだけ動きたくない。動くのなら、全部、面倒みてほしい。普段であれば、我が家が全てやるのです。例えば10年前、父の姉の旦那さんが亡くなった時のこと。私の伯父さんにあたる人です。伯父さん家族は我が家から車で10分くらいのところに住んでいます。まず全員、とりあえず我が家に来ます。お茶を飲んで、しゃべって気がすんだら、私...

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父の葬式2

「え!どうしたの?」「帰って来た。家で寝る。」「なんで、、、それはまずいよ。」「だって、みんなお酒飲んで宴会だもん。付き合いきれない。」「明日、文句言われるよ。戻った方がいいって。」「いいの。どうせ言われるんだから。普通は、家族は忙しくて行き届かないから、面倒なことは親戚とかがやってくれるもんでしょ?それなのに、酒が足りない、つまみが欲しい、とか全部言ってくる。目の前にスーパーあるんだから自分で行...

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父の葬式1

父は9人兄弟の4番目ですが、祖母が「父がいい。」と言ったので、跡取りになり、父と母は祖父母と最期まで一緒に暮らしました。父は優しく、責任感の強い人でした。まして跡取りになったので、各地に散らばる兄弟、兄弟の子供、奥さん、親戚中の面倒をみました。そのせいで、母や私達子供は苦労したわけですが、それはまた別の話として、、、その父が亡くなったので、それなりの数の弔問客を予想しました。母も5人兄弟なので大変...

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別れのコールandレスポンス

休みでした。今日も腰とお腹が痛くて、1日ダラダラしてしまいました。夕方、200円クーポンを使いたくて、4割引のスーパーに行ったのみです。通り道、葬式を見ました。母のお別れの会。さよならは言わない365日の紙飛行機を歌った時、みんな号泣している中、司会の方が姉の子供にマイクを渡しました。「え?オレ?ソロ歌うの?」私の顔を見たので「歌って。」と言いました。高校3年生、恥ずかしがっていたのに、だんだん調子が出...

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春風レース潮騒

休みでした。5時起床。寒くて目が覚めたのでそのまま起きました。生理が来ました。遅れたというか、1回飛びました。腰が痛くて今日は1日、桃と布団の中でゴロゴロしました。昨日のことがふと頭に浮かんで、悔し涙が出て、その度に桃を抱きしめました。「あんなクソじじいに、私の心は支配されない。」と唱えました。強くなる。負けない。1人で生きていくんだから。思えば、彼がアメリカに戻ってから、遊びというものを全くしてい...

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明暗

仕事から帰ったら玄関の戸に、花キューピットの伝票が挟んでありました。たぶん、寒中見舞いを出した人からのものだろうと思いました。届けてくれる花屋は、母が65歳まで30年以上働いた店でした。電話をかけたら、すぐに持って来てくれました。「お世話になります。ありがとうございます。」と私は挨拶しました。「お母さん、何歳だった?」そのおじさんはニヤニヤ笑っています。「70です。」「なら、まぁねぇ。」は?何が?って言...

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伽羅の香り

私の中学、高校の同級生から宅配便が届きました。手紙が添えられていました。鹿子へ先日、寒中見舞いの葉書を受け取って驚いています。中学の頃から何度も会ったことがあるし、数年前にすごく美味しい手作りの野菜を届けてくれたりして、元気な姿しか思い浮かばなくって、、、鹿子、1人で頑張りすぎてない?側に見守ってくれてる人はいる?おせっかいかもだけど、とても心配しています。メアド、そのままなので、メール待ってます...

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星にはなっていない

空を見上げます。月を見ます。星を見ます。母はあの星でしょうか?月でしょうか?それとも風になったのですか?いいえ。母は月にも星にもなっていません。母は灰と骨になりました。私が赤いボタンを押しました。震える手で拾いました。風になって私の側にいてほしい。星になって瞬いてほしい。現実はそんなセンチメンタルをぶっ壊してくれます。来週から仕事復帰だ。手続きを早くしなければ。役所へ行きます。隅のカウンターに座ら...

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後悔の理由4

父の死への道のりは、今思えば緩やかなものでした。肝臓がんだと宣告された時には、もう手の施しようもなく進行転移していました。治療は何もしませんでした。できる治療がありませんでした。余命半年と言われて、本当に半年で亡くなりました。告げられた余命より長く生きる話をよく聞きます。「医者は厳しめに言うものなんだから、もう少し持つよ。」と家族と話していましたが、それは叶いませんでした。7年前、私は30代でしたが...

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後悔の理由3

だから、介護休暇を取ったのです。母のガンが発覚した当初は、取得するつもりはありませんでした。父の時の経験があるので、ある程度は今後の想定をしていましたし、秋になったら、有給休暇で対応するつもりでした。今後、入院するようになったら、姉や姪甥と交代で看よう、と思っていました。手術の結果、急展開となり、私は、もう誰にも母のことを任せられなくなりました。姉にでさえ、私は委ねることができませんでした。もう絶...

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